ホワイトハウスは11月1日に、ドナルド・トランプ大統領が、テキサス大学のアンダーソン癌センターの腫瘍学者であるスティーブン・ハーンをアメリカ食品医薬品局（FDA）の次のトップに指名する予定であると、プレスリリースで発表した。
正式に決定した場合、ハーン氏は電子タバコの取り扱いへの対応に直面し、緊急事態を引き継ぐことになる。ここ数ヶ月10代のニコチン使用率の上昇を非難され、最近では肺疾患の大発生を引き起こしてる。
トランプ政権は、若者に対して魅力に映る要因の1つであるフレイバー付き電子タバコ製品を禁止すること明言している。ただ、反タバコグループ、公衆衛生の専門家、などの圧力の中で、電子タバコ自体を禁止する法律や偽造製品の規制にも取り組む必要がある。
ハーン氏は政府での経験は無いが、放射線腫瘍医としてのキャリアの大半を肺癌と肉腫の研究に費やしてきた。彼は2018年にMDアンダーソンの最高医療責任者に任命されている。それ以前は、ペンシルベニア大学ペレルマン医学部の放射線腫瘍学科の議長を務めていた。
トランプ政権の最初のFDA長官であるスコット・ゴットリーブは3月に辞任し、代わりに国立がん研究所（NCI）のディレクターであったネッド・シャープレスが代理の長官に就任していた。
アメリカ合衆国保健福祉省（HHS）のアレックス・アザール長官は、健康副長官のブレット・ジロワール氏が、後任選定中はFDA長官の職務を引き継ぎ、「FDAの作業が引き続き前進することを保証する」と述べた。 シャープレス氏はNCIに戻る。
「彼は、小児がんや農村部のがん治療など、NCIで重要な優先事項に取り組んでいるので、彼と一緒に働き続けることを楽しみにしています」とアザールはTwitterで述べた。
参考：abcNEWS
