電子タバコによるEVALI被害者は、1,888名を超えた

アメリカ疾病管理予防センター(CDC)によると、10月29日の時点で、49州、コロンビア特別区、米領バージン諸島で1,888名が電子タバコ関連の肺疾病(EVALI)の被害に合っていた事がわかった。これは、先月の1,604件のEVALIのケースから更に増加している。

また、10月29日のCDCの発表でアメリカの24州で計37人の死亡も合わせて確認された。カリフォルニア、ジョージア、インディアナ、ミネソタから3名。イリノイ、カンザス、オレゴン、テネシーから2名。アラバマ、コネチカット、デラウェア、フロリダ、マサチューセッツ、ミシガン、ミシシッピ、ミズーリ、モンタナ、ネブラスカ、ニュージャージー、ニューヨーク、ペンシルベニア、テキサス、ユタ、バージニア、コロンビア特別区から1名の死亡がわかっている。

CDCによると、この疾病はアラスカを除くすべての州に影響を及ぼしており、24歳以下の若者が症例の半分以上を占めている。17歳の若者の死亡も確認されているが、死亡者の年齢の中央値は53歳となっている。

CDCは、アウトブレイクの正確な原因をまだ特定していないが、「すべての症例で唯一共通しているのは、患者が電子タバコを使用していることだけだ」と述べている。それでも、先日発表されたデータでは、EVALI発症後に死亡した人々がニコチンではなくTHC製品を使用していたことが明らかになっている。

また、「調査結果はTHC含有製品がアウトブレイクで主要な役割を果たし続けていることを示す材料となる。国および州の最新の調査結果は、THCを含む製品、特に路上または他の非公式なルートから得られた製品が、大部分の症例に関連し、アウトブレイクで主要な役割を果たすことを示唆している。」とされている。

マサチューセッツ州の蒸気を吸う製品の全面禁止から、ニューヨークでのフレイバー付き電子タバコの禁止まで、多くの州が電子タバコの販売を制限するために動き出している。

9月中旬、ドナルド・トランプ大統領は、フレーバー付きの電子タバコの禁止を検討していることを明らかにした。フレーバー付き電子タバコは青少年にとって特に魅力的であり、50以上の健康および擁護団体がフレーバー付き電子タバコの禁止を順守するよう政府に要請している。

参考:CCN

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