フィリピン大統領は電子タバコ禁止を強行か

フィリピンのロドリゴ・ドゥテルテ大統領は、公共の場での電子タバコのしようを全面的に禁止するよう命じ、警察と軍隊を使って国内の有識者が「過酷な規制」と呼ぶものを強行しようとしている。

元喫煙者のドゥテルテ氏が2019年11月11日の演説で禁止を発表したとき、多くのフィリピン人が驚いたが、ほとんど相手にしていなかった。しかし、彼は2019年11月19日国防総省の前のスピーチでこの禁止を繰り返し、電子タバコを吸うことは「有毒」であり、今後は公の場では出来なくなると言った。

ドゥテルテ氏は、東南アジアの中でも最も厳しい喫煙法を持ち、大部分がカトリックであるフィリピンで、公共の場で電子タバコを使用した人を逮捕するよう警察に命じた。

ドゥテルテ氏は、多くのフィリピン人、特に若い人たちが、電子タバコがもたらす危険を認識せずに使用していると述べている。今月、フィリピンの保健省は、初めてのEVALIの事例を公表した。 16歳の少女は、10月に入院する前に半年の間電子タバコを使用しており、現在は退院している。

彼は2019年11月19日に次のように発言している。

「ご存知の通り、ニコチンは中毒性の悪魔です。そこから抜け出す為に、喫煙する場所が必要になるかもしれないが、それが公共の場である必要は無い。」「規制に対する正式な行政命令をまだ作成されていないが、公共の場所での有毒物質を撒き散らすのを規制する法律は既に存在している。」

国家警察の広報担当であるバーナード・バナク将軍は、警察がドゥテルテ氏の命令に従うと述べ、2017年の大統領命令により、「公共の場所や閉鎖された場所での禁煙環境の確立」に対する法的根拠が与えられている、と付け加えた。

参考:NewsYork Times

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