トランプ大統領の対電子タバコの方針は一転したのか。規制強化に足踏み。

ドナルド・トランプ大統領と彼のチームがフレイバー付き電子タバコの販売を禁止することは非常に重要な問題だと提起したのは、たった2ヶ月前だった。大統領は記者団に対し、電子タバコは「多くの問題を引き起こしており、私たちはそれについて対処が必要だ」と語っていた。

当時、トランプ氏は、電子タバコが「非常に大きなビジネスになった」ことを認めていたが、公益は企業の収益より優先されなければならないと述べた。 「人々が病気になる状況は許容出来ないし、若者への悪影響も無視出来ない」と彼は言っていた。

その1ヶ月後、トランプの再選キャンペーンマネージャーであるブラッドパースケールは、大統領に、電子タバコに関する現在のスタンスは再選に向けては非常にマイナスであると警告し始めたという。そして更に1ヶ月後の現在、大統領は2ヵ月前の約束にもはや関心がないようだ。

トランプ大統領によるフレイバー付き電子タバコの禁止は、連邦規制当局によって承認されていた。当局は、30日以内にキャンディ、フルーツ、ミントのフレーバーを市場から排除することを発表する態勢が整っていた。

しかし、最後にはトランプのサインが必要だった。しかし、予定されていたた朝の記者会見の前夜である11月4日、大統領は口を閉ざした。

New York Timesは、トランプが「電子タバコに関するあらゆる行動で前進する」ことに抵抗しており、「広く期待されていたメントールを免除した風味の付いた電子タバコの禁止令さえ取り消されたようだ」と付け加えた。少なくとも今のところは。

公式の方針は、どうやら、大統領は主に業界での失業の可能性を懸念しているということだ。別の言い方をすれば、トランプは企業側のマイナスに優先順位を高く付けている。これは、2ヶ月前には彼が否定した立場だ。

公衆衛生の支持者は間違いなくホワイトハウスの路線変更に恐怖を覚えただろう。

トランプ大統領は過去にもこういった形でこれまでの路線を一転させている。今回も同様になるのだろうか。

参考:MSNBC

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