アメリカの電子タバコを吸う10代の内半数以上がJuulを使用している

Journal of the American Medical Associationが発表した2つの新しい調査結果によると、電子タバコを吸う10代の内、半数以上がJuulを使用し、その中でもミントのポッドが高校生が一番好まれている。

この調査は、10代の電子タバコ使用が急増しているため、トランプ政権が後押しし、アメリカ食品医薬品局(FDA)が調査資金を提供している。FDAが安全性を確認できるようになるまで、フレイバー付きの電子タバコを一時的に禁止する規則を作るのが目的だ。

電子タバコの市場を支配しているのはJuul Labsだ。この調査を行った機関が「Juuling」という用語が、10代の若者にとって「電子タバコ」とほぼ同義語になっているため、調査結果に歪みがあると指摘したほどだ。この調査では、約2万人の10代を対象に電子タバコの使用状況を調査している。

回答者のうち、高校生の27.5%と中学2年生の10.5%が現在電子タバコを使用していると答えており、FDAによる別の調査よると、両方のグループの半分以上が電子タバコとしてJuulを選んでいる。

フレーバー付き電子タバコを使用した高校生の約72%のうち、ミントが最も人気のあるフレーバーだった。調査によると、Juulが最近小売販売を停止したマンゴーは、フレイバー電子タバコを使用する中学2年生の内59%に支持され、最も人気があった。

Juulは昨年、マンゴーやクリームなどの人気の甘いフレーバーの店頭販売を停止し、未成年者の使用を抑制し、販売を年齢確認済みのWebサイトに限定していた。しかし、先週Juulの元幹部が起こした不法解雇訴訟では、Juul側が10代がマンゴーの代わりにミントを購入することを予測出来ていたと主張している。

訴訟によると元CEOのケビン・バーンズは「顧客がマンゴーを見当たらないと代わりにミントを購入することを予測するのに必要なIQは5だ。」と従業員に語ったという。訴訟によると、ミントは、Juulの合計ポッド販売数のうち2019年2月の約3分の2を占め、前前年9月の約3分の1から大幅に増加していた。

調査員達は、Juulが店の棚から他のフレーバーを取り除いたため、ミントの人気が急上昇した可能性があると指摘した。先月、Juulはミント、メントール、タバコを除くすべてのフレーバーの販売を停止している。

この研究は、FDA、国立癌研究所、国立薬物乱用研究所によって資金提供されおり、 Juulは研究についてすぐにコメントしていない。

参考:CNBC

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